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D・Kさん 男性

大学:University of California, Berkeley
専攻:Political Economy
卒業:Class of 2012
出身校;Diablo Valley College


【留学のきっかけ】
高校2年の時に父とLAへ旅行しUCLAを訪問した。図書館で本を山積みにして勉強する学生を見て強い刺激を受けた。彼らと共に勉強したいと思い留学することを決めた。


【バックグラウンド】
LAで生まれ3歳で日本へ移住。仕事が忙しく滅多に会うことができなかったが父がグローバルな活躍をしていることを母から聞き影響を受け自分も将来世界で活躍できるようになりたいと思っていた。高校3年の時に父と生まれ故郷のLAに旅行しUCLAを訪問したことで進路を留学に決定した。

アメリカ国籍をもっているものの日本語ネイティブのため高校卒業後は語学学校NICへ1年間通い英語の勉強をする。NICに通いながら新丸ビルに入っているドイツバーのオープンスタッフとしてウエイターを始めた。

単価の高い高級ドイツビールや現地のドイツ料理を提供しており最初の数ヶ月は大反響だった。しかし客足が徐々に遠のき従業員と頻繁に会議や意見交換を始めた。日本人のニーズに沿っていないことに気づいたのでウエイターが直接お客さんに意見を伺い添えるパンをライスに変えるなど工夫したり、自身が考案した女性向けメニューをシェフと一緒に開発して女性客が増え経営を立て直すことができた。この時コストについても考えることが多くなり輸入や貿易にも興味をもつ。

付加価値や輸入時にかかる費用が販売価格に影響することを身を持って学び、またドイツ料理をそのまま提供するのでなく顧客のニーズを取り組み工夫することに楽しみを感じ外食産業に興味を持った。

編入率の高さとTOEFLスコアの要求が他校より高かったので質が良いと思いDiablo Valley Collegeへ進学を決め渡米。授業の難易度は先生によって千差万別。興味のある経済学や数学などの授業はなるべく難しいと言われる授業を取るように心がけた。ユニセフの方と話す機会がありInternational Relationにも興味を持ち経済学、ビジネスなども含み幅広く授業をとった。その結果、編入前に2年半在学し92単位受講しBerkeleyに編入した。DVCでBusiness Degree(Associate in Arts)も取得した。



【編入時のGPA】
3.78


【エッセイの内容】
ドイツバーで学んだ価格の変化や国特有の食のニーズを理解しサービスを改善する必要性を知ることで経済学に興味をもったこと、ウエイターの立場でも率先して顧客ニーズを理解しフィードバックしながら店舗の売上向上に貢献した経験などを書く。ちなみに食のニーズを理解し改善することとは、例えばアメリカで巻きずしを作る時にのりが外側だとグロテスクなものと感じるのでのりを内側にいれて巻く。カルフォルニアロールはアメリカのニーズを取り入れた代表的な日本食なのである。


【課外活動・クラブ活動】
ビジネスクラブ(1セメスター)
日本語講師のアシスタント 毎日1時間以上。2年半続けた。
日本語チューター 週3回、各1時間半程。
すしバーのキッチンでバイト 1年
サッカークラブ 週1回
震災募金活動(UC Berkeleyにて)


【Political Economy専攻での思い出】
率直な感想は膨大な量の課題に追われていて時間管理が大変だった。

経済学で出願していたが政治経済学へ専攻を変えた。通常Economics専攻で出願していても入学許可はLetter of Scienceが発行するため入学後に統計学と経済のミクロorマクロを受講しGPA3.0以上取得した者のみ経済学部として入学できる。自身の興味が経済学のみならず歴史や政治、ビジネスなど幅広くそれらを選択できる学部がPolitical Scienceであった。

Political ScienceのRequirementはアメリカ政治、比較政治、政治理論、国際関係論、歴史など。選択科目はテーマ(industrialization Globalizationなど)を選びそれに そった授業を各テーマのリストから選択する。もし興味のある授業がリストになく受講すべき理由を学部に認めてもらえれば例外的に選択することも可能である(例えばファイナンスなどのビジネス系)。

勉強以外の活動も重要だと考えていたのでなるべく多くのアクティビティに参加し色々な人と会話することを心がけた。Berkeleyには世界中から多種多様なフィールドで活躍する人と話す機会があり彼らとの会話からも多くを学んだ。

震災募金活動のグループを立ちあげて1ヶ月1万ドルを目標に活動した。募金活動のノウハウがなかったのでバンクーバーで募金活動している友人のもとへ飛び3日程現地で活動に参加。そこから得たノウハウを使い活動を初め20人程メンバーが集まった。リストバンドを発注しBanner、募金箱を作成し週に2回、3回の活動を1ヶ月続け1万1千ドルを集め赤十字へ寄付することができた。


【卒業後】
外食産業への興味が未だ高いので将来はCafeやレストランなどを開き日本の健康的な料理をより多くの人に知ってもらいより楽しんでもらえるようニーズを取り入れていきたい。

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